株式会社かね徳様【スペシャルインタビュー】

株式会社かね徳様【スペシャルインタビュー】


シガセイバー新電力提案設備全般の省エネ提案

〜お客さまとの接点を大切に。定番商品を守りつつ新たな挑戦に挑む 商品開発で革新を続ける、株式会社かね徳〜

芦屋に工房とオフィスを構え、スーパー、コンビニ、飲食店に販路を待ち、直営店舗やネット通販、カタログ通販で全国のお客さまに味わいの楽しさを届けている創作珍味の老舗企業、株式会社かね徳。

同社は、トビウオの卵を加工した大ヒット定番商品「とびっこ」の登録商標をもつことでも有名です。「とびっこ」以外にも新たな食べる喜びの創造をコンセプトに、新商品を開発していくなど、伝統と革新が同居するスタイルに魅了されるお客さまも多いようです。

「私たちは食べる喜びの創造を目指し、世界の人々に貢献しつづけます」が同社の企業目標。目標に向けて今後の展開なども踏まえつつ、当社との関わりについてお話を伺いました。


はじめはセミナーに参加。そこではいくつか取り入れたいものがありました。

東村社長:
神戸の企業同士、確か納税協会で中村社長とお会いしました。その後「省エネセミナー」を自社で開催するのでどうですかとお誘いいただき、参加させてもらったというのが始まりですね、それが3年前です。
そのセミナーの内容で、いくつか取り入れられたらいいなと思うものがありまして、その時は工場担当者に持ち帰って検討してもらいました。

セーバー技研:
省エネに対しての課題はおありだったのでしょうか?

東村社長:
漠然とした課題はありましたね。でもセーバー技研さんとお会いしていなかったら、「そこまで節約できる方法があるのか!」というようには、ならなかったかもしれないですね・・・

セーバー技研:
当初提案の時点では、すぐに何かを導入いただこうというより、工場を見せていただいて、色々と提案を進めていく上で、より良いプランを探るという感じでした。そんな中、新電力を決めていただいた訳ですが。当社を選んでいただいた理由はどのようなポイントがあったのでしょうか?

東村社長:
もともと新電力に関しては、これまで工場担当者からは「関西電力から買わないと電気が安定的に供給されない」と聞いていて、「関西電力じゃないなんてありえないよね」と考えていたんです。ところがセーバー技研さんに話を聞いてみると、「関西電力の電力で、電線もなにもさわらないでできますよ」という事だったので、それだったらやってみようかとなりました。話を頂いていなかったらいまだにやっていないと思うので非常に助かっています。その当時、篠山工場だけで年間3000万円以上使っていましたが、それに対して10%弱はコスト削減になりました。大きかったですね。

セーバー技研:
提案の中でも順番としてはお金をかけて下げるより、お金をかけずに下げるのがベスト。結果、グンと下がったので、喜んで頂いた。そこから様々なお取引が始まったと思います。

新しいものを取り入れようという文化がもともとありました。

セーバー技研:
その後はシガセイバーを導入いただきました。まだ今のようにシガセイバーの知名度もなかった時でした。「お客さんに紹介したいんですよ」と話をすると、紹介するにも効果が出るか出ないわからないままだと苦労するだろうからうちに入れてみなさい、というようなことを言っていただいて・・・。

東村社長:
中村さんに任せておけばまずいことにはならないと思ったので。

セーバー技研:
ありがとうございます!おかげさまでシガセイバーの効果を実証出来まして、御社では12~13%削減の実績となりました。その後も補助金を使ってのトランス更新もやらせて頂きました。
御社は、どんどん新しいことを取り入れられている印象を受けますが、いかがでしょうか?

東村社長:
昔から新しいもの好きですね。せっかく技術が進歩しているのに使いこなしていかないともったいないというか。私自身も高校生の時にパソコンと出会って、論理的思考をしないとパソコンって動いてくれないんだというのをプログラムを組むことを覚えて理解しました。いずれこういうのは必要だなと考えていて、もともと当社は、パソコンを導入して、自分たちでプログラムを組むなど色んなことをやりだしたのが結構早かったんですよ。経理や仕入れや工場、各部門それぞれでプログラムを組み、データのやりとりをするというのが35年以上前に始まっています。そうした新しいものを取り入れようという会社の体質と私自身の体験が合わさって、新しい事はできるだけ取り入れるようにするということにつながっているのだと思います。社内のIT化も情報システム部に社員SEを2名常駐させ、生産管理システムなどのハンドリングや基幹システムのプログラミングなどを手がけるまでになっていますし、現場以外の社員には情報管理ツールを導入し、情報共有を緊密に行っています。

全国のお寿司屋さんに「ネギトロとびっこ」がメニューとして出来たら。

セーバー技研:
今後の事業展望などをお聞かせ願えますか?

東村社長:
食べる喜びの創造を目指し、お客様に食べる喜びを感じて幸せになってもらうように頑張り続けたいです。お客さまがどうやって食べているのか、「商品の箱の中に入って覗きに行きたいね」なんてよく言っているのですが。多分我々が想像している以上にいろんなことをしている、それが商品開発にすごく参考になるはずなんですよ。商品開発は、篠山工場の開発チーム4名と社長室、企画室の2名と私の計8名で、月4回は開発会議を開いています。その内の2回は会議後にみんなでいろいろな店に食べに行くなどをして情報収集も欠かせません。
発売したばかりの「トロとびっこ」という商品は、とびっこが26.6℃でトロっととろける特別な脂でまぶされていて「ネギトロとびっこ」という新しいメニューを提案している商品です。「ネギトロ」がすでにネームバリューを持っているので「ネギトロとびっこ」と聞くと食べてみようかとなるじゃないですか。それで食べたら美味いんですよ。子どもが食べたら大好きなはず。

セーバー技研:
それはスーパーで売ってるんですか?

東村社長:
まだスーパー用には作っていないです。業務用ですね。3年後には日本中のお寿司屋さんに「ネギトロとびっこ」というメニューが並んでたらいいなという感じです。

セーバー技研:
最後に、今後お付き合いさせて頂く中で、当社へのご要望などありますでしょうか?

東村社長:
そうですね。何ができるのか、何をもっているのかを十分に把握していないから、こうしてくれとは言えないですが。的を射た提案じゃないといけないと思いますね。工場だったり、特徴をよく理解して、かね徳さんだったらこれだけの動力の電気を使っているから例えば「シガセイバー」はどうですかという、カチっとはまった提案をしていただけるとトップとしても決断しやすい。今後も的を射た提案を期待しています。

セーバー技研:
ありがとうございました。